飯能・日高サークル2012年3月例会
昨日は午前中に成績処理の仕事を片付け,
午後は「サークルのはしご」になった。
昭島サークルの開催日が第2土に移ってきたためである。
まず私は,午後2時から4時まで,
飯能・日高サークルに参加することにした。
(参加者は,丸屋さん,青木さん,佐藤裕さん,名雪さん,
森下さん,坂上さん,上澤さん,そして私の8名だった)
そこで,かねてよりの依頼で
「「聖徳太子」はいなかった」という話をした。
資料としては,同名のまとめと
「九州年号と大和年号の対照表」を用意した。
黒板にも両年号を中央に書き,他の関連事項を
NHK・BSの番組を見ながら書き加えていった。
私としては,以前より少しは説明が上達したかと思ったが,
この聖徳太子問題は,「教科書による刷り込み」が
特に激しい事例なので,どこまで理解していただいたか,
ちょっと自信がない終わり方になってしまった。
感想を書いてもらえばよかったと反省している。
(その点,佐藤裕さんにはいろいろ質問していただき,
大変ありがたかった)
要は,九州王朝の歴史を抹殺した時点で,
その文化を体現する多利思北孤(倭国王の名前。
矛が満ち足りてるの意)の代役のヒーローとして,
厩戸皇子を「聖徳太子」として仕立て上げたということだ。
「それがかなり成功してしまった」というのが
その後の歴史の姿なのだ。
しかし,真実はやがて明らかにされるわけで,
今では「「聖徳太子」はいなかった」ということが
話題として上るところまでアプローチは進んでいる。
だがしかし,真の歴史理解のためには,
九州王朝説(大和一元説ではなく)を採用する必要が
あるということが,今回の件でも明らかなのである。
飯能・日高サークルのみなさんには,
長時間のご静聴と「早退」すみませんでした。
あのあと,昭島サークルで行われる
木下富美子さんの退職記念講演会に
行かせていただきました。
PS 昭島公民館への移動に,1時間半かかりました。
別の記事で報告いたします。
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