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2011年12月21日 (水)

「「邪馬台国」はどこだ!」2011

昨日歴史の時間に上記の授業プランをやった。
私が仮説実験授業と古田史学から学んだことを,
今から20年前にまとめた1時間ものの授業プランだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Q1 弥生時代の鏡はどこから多く出土しているか?
ア.北九州 イ.大和 ウ.その他 (正解は,アとイとする)

Q2 弥生時代の青銅器の武器(祭器)はどこから多く出土しているか?
ア.北九州 イ.大和 ウ.その他 (正解は,アとウ(出雲)とする)

Q3 弥生時代の鉄器の武器(実用の武器)はどこから多く出土しているか?
ア.北九州 イ.大和 ウ.その他 (正解は,アとする)

Q4 弥生時代の絹はどこから多く出土しているか?
ア.北九州 イ.大和 ウ.その他 (正解は,アとする)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上のように考古出土物の分布を聞いていくシンプルなものだが,
実はこれがなかなかいいのだ。
「邪馬台国」はどこにあったかを探るには,2つの方法がある。
文献的手法(魏志倭人伝など)と
考古学的手法(考古出土物の分布図から見ていく)だ。
私の授業プランは後者のものだ。
(前者について扱った「「魏志倭人伝」を読もう!」
という私の3時間ものの作業プランもある)

生徒たちは最初何をやっているかピンとこないが,
だんだん予想が当たったり外れたりしているうちに,
「邪馬台国」探しに乗り出してくる。

この4つで見ていくと,圧倒的に北九州説が有利なのだが,
私の言いたいことは,中学生にも「武器」さえ与えれば,
歴史研究者と同じように「邪馬台国」のありかについて,
語る資格を得られるというところにあるのだ。
(いくら高名な学者がえらそうに語っても,
「でも,考古出土物はそうなっていませんよね」と突っ込めるのだ)

作文の方法を伝授した「形式を教えちゃおう!」にしても,
中学生たちは方法さえつかめばどんどん力を発揮する。
その「武器」をもっと彼らに教えてあげたいと思う。
(憲法や法律が,彼らを縛るものと教えるか,
彼らを守るものと教えるかも同様の例だ)

昨日の授業で,北九州説になった生徒はクラスの半分を越えた。
(わかからない→北九州説14名,大和説→北九州説2名)
もともと北九州説だった7名を含めると,
34名中23名が北九州説を支持するようになった。
(しかも自信を持って。普通は大和説の方が多くなる)

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