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2011年12月 4日 (日)

「仮説」のための覚書~南陵中・東の上遺跡の12m幅道路など

昨日の「古代日本のハイウェー建設と廃棄」の仮説は,
煩雑にならないようにあまりその根拠を示さなかった。
証明をする際の「材料」「根拠」とすべく,
思いついたことを覚書にして残しておく。

(1) 市内の南陵中の校庭にも幅広い古代道が通っている。
(その道幅は,なんとあの12m規模なのだ!)
「東山道」を通って関東についた使者は,
群馬県方面から南下して東京の府中に向かったのか。
これも古代道の1つか。
番組内では,地図の中に描かれていなかったが・・・。
(現在「東山道武蔵路」と呼ばれている)

「平成元年10月、市立南陵中学校で用水対策として貯留浸透工事が計画されたため、
工事に先立ち教育委員会がグランド部分の発掘調査を実施している「東.の上遺跡36次調査」。
発見された多数の竪穴住居跡・掘立柱建物跡のほか、
特に注目されたのは幅12メートル規模を保ちながら一直線状の道路跡の発見であった。
道路の両側には側溝が備えられ、中央部分は固く突きかためられているなど、
きわめて計画性に富む工法を用いていたことが判明した。
出土した遺物から少なくとも7世紀中頃から後半にかけて造られたと考えられる。

これと同規模な道路跡はすでに東京都府中市や国分寺市等でも調査されており、
東の上遺跡とつながる可能性がもたれるようになった。
そのことは「続日本紀」宝亀2年(771年)の東山道から東海道に所属替えの記載のなか、
群馬県から武蔵国府(府中市)へつながる【推定 東山道武蔵路】
の実態をより現実的にしたと評価される。
東の上遺跡より北側については不明な点も多いが、
直線的な基本構造を考えると、埼玉県の西部を北上し、
群馬県へ向うルートの可能性がでてきたといえる。」  
(所沢市久米南陵中学校前の案内板より)」

(2) 中でも注目されるのは,土の崩れを防ぐため道路の下に敷いた草や枝である。
現在でも道路を丈夫に作る工法では同じような方法を取っているということだった。
(現在は「敷網工法」を使用している。また土を固めて重ねる「版築工法」も使われている)

(3) これらの技術は太宰府の水城と類似しているものだ。
通説=日本書紀では白村江の戦いより後だが,
放射性炭素の測定によって,実際の放射性炭素による測定では
もっと前から作られていたことが明らかになっている。(5世紀段階から?)

(4) こういった技術は緊急に道路を整備する必要があって作るものだと言っていた。
もしそうなら,白村江の戦いほど緊急性のあるものはない。(国家存亡の危機)
奈良時代以降だったら古事記や日本書紀に記事が出ていてしかるべきだが,
実際には出ていない。

(5) この官道は飛鳥時代から作られているので,
九州王朝の副都の前期難波宮により指示があったのではないか。

(6) 山口県には鋳銭司(銭を作る役所の意味)という地名が,
長登銅山とともに残されている。
和同開ちん(古和同。和同開ちんには「古和同」と「新和同」とがある)
も作られていたのだろう。

(7) ちなみに山口県(長門)には神籠石の遺跡がある。
柿本人麻呂は,長門国豊浦宮に仕えたと考えられる。
(山口県は,「人麿神社」の宝庫である)
神籠石はその宮を守るためのものである。

(8) 興味深いことに,九州の古代道は
太宰府を中心に「網の目のように」作られているそうだ。
当時の首都だと考えられるのだから当然である。
(太宰府から吉野ヶ里へ向かう軍用道路もその1つであろう。
白村江の戦いに向かう兵士たちもここを通っていたと思われる)

(9) 他の地方が主要道から枝分れするように伸びているのと,違いが明白だという。
(こちらの方が歴史が古い証拠である)

(10) かつて大変な労力をかけて作られたこれらの古代道は土の下にある。
100年ほど後には崩され,田畑にもどされたという。
このことを古事記や日本書紀は語ってくれない。
そこに語られない「秘密」があると考える。

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