« 『「九州年号」の研究』がもうすぐ出る! | トップページ | 古代史セミナー2011(2日目) »

2011年11月 6日 (日)

古代史セミナー2011(1日目)

今年もまた八王子の大学セミナーハウスを行われた
「第8回古代史セミナー」に参加してきた。
(私は,第3回から6年連続の参加)

講師は,古代史研究者の古田武彦氏(御年85歳)。
参加者は,これまで最高の84名(うち,初参加の人が19名)だった。

【10時15分~10時30分】

荻上さん(館長)のあいさつ

【10時30分~12時】

以下,古田さんの話

003_2

・復刊本『古代は沈黙せず』の「はしがき」
~法華義疏の改変,法隆寺釈迦三尊像の光背の九州年号)

・石井陽子さんが,『「邪馬台国」はなかった』を韓国語訳した

・大越邦生さんが,「論語」の中の「学」という字を調査している
(二倍年暦の関係で)

・NHKテレビ「歴史秘話ヒストリア・卑弥呼」
~考古出土物がないので新潟説は無理

・帯方郡(本店)ー太宰府(支店)の関係

・卑弥呼がもらった黄幡の「黄」とは,(黄金の)金印という意味

・奥野正男氏の『邪馬台国発掘』という本

・三角縁神獣鏡は,壱岐・対馬からは出土していない
(神獣鏡は,呉に従う国にだけ配った)

・荒吐神委現抄には,ギリシャ神話も出てくる

・宣教師は,聖書だけ読んでいたのではない
当時の新知識のものも読んでいて,それを信長や秀吉や家康は求めた

,中村通敏著『鏡王女物語』(原書房)を入手
~「古代史本批評」サイトの開設者・棟上寅七さんの意欲作

【12時~1時】

食堂で昼食(カレーライス。サラダ,スープ,タピオカ・ココナッツミルク)

【1時~3時】

・久慈さんの本(日之本文書関係)の紹介

・合田さんの壱岐・対馬調査の報告

・女島はどこか~船をチャーターして姫島へ

004_2

・松下見林や本居宣長などの「近世的学問方法」からの脱却の必要
(自論に都合の悪いものは改定,排除)

・「黄泉の国」は,宣長の観念的世界

・新潟県の人にとっての「い」と「え」の発音

・甕依姫は卑弥呼のこと

・帝紀に「俾」,夷蛮伝に「卑」

・裸国,黒歯国は南米の国~寄生虫,ウィルスで証明

・東京古田会と多元の会の宣伝

・お菓子の紹介~3種類提供していただいた

【3時00分~3時45分】

記念写真の撮影とコーヒーブレーク

【3時45分~5時45分】

・「竹島」問題(隋書倭国伝の中の「竹島」)
「竹島」=鬱陵(うつりょう)島のこと。

・これは,隋書イ妥国伝が筑紫を中心だ
ということからすれば,経由地として当然

・隋書イ妥国伝の中の「故なくして火を・・・」とは,
火山の爆発のことではなく,
神籠石=高度防衛システムの唯一の弱点である木柵!
「燃えやすい木柵の近くで火を焚くな」
という禁令のことである(火山の火は「災」)

・裴世清が煬帝によって派遣されたのは,
やがて起こるであろうイ妥国との戦争のための
軍事調査のためではないか

・張元清は,写本の扱いで素晴らしい学者

・原発問題。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを
経験した日本こそ,世界に原爆・原発の廃止を主張すべき
日本はそういう意味で「超一流の国」になるしかない

・多婆那国の場所は,東鮮海流で解ける

・陶ケンというのは,紐の長さを調整して音を出す楽器。
儀式の時使用する

・ツマガキとは,本来港湾を守る施設のことを
言っていたのを,出雲に持ってきたので,
意味がよくわからなくなったものか

・「魏志倭人伝」の地名比定。ばらばらで,
飛んでいるのはどうしてか
貢献物を持っていった順番や目録の順番ではないか

・真実は多数決や権威で決まるものではない。
それが正しいという論証をしなければだめ

・短里と長里。三国史記に出てくるものを全部調べてみるといいが,
それ以外のものもあるかもしれない

・クシフル岳と高祖山は,いつごろそう呼ばれるようになったか

・論証とアイディアの区別をすることが大切

【18時~19時】

夕食(前菜,スープ,パン,サラダ,ポークソテー,
寒天デザート,コーヒーなど)

005_2

【19時30分~9時30分】

懇親会「古田武彦先生を囲んで」

・私の宗教論(熱く語っていただきました)

・参加者のアンケート調査に答える
(近松の文楽のDVDを鑑賞する予定だったが)

・質疑応答

Photo_2

おやすみなさ~い!(4人部屋に1人だけでした)

006

« 『「九州年号」の研究』がもうすぐ出る! | トップページ | 古代史セミナー2011(2日目) »

古田史学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 『「九州年号」の研究』がもうすぐ出る! | トップページ | 古代史セミナー2011(2日目) »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ