« 昨日の部活動 9/17 | トップページ | 信濃グランセローズにM3が点灯! »

2011年9月18日 (日)

『俾弥呼』を読み始める

古田武彦著『俾弥呼』(ミネルヴァ書房)を読み始めた。

題名が「卑弥呼」ではなく「俾弥呼」となっていることに
気が付いた方もいると思うが,
魏志の帝紀には「俾弥呼」が最初に出てくるので,
こちらが本来形,「卑弥呼」は省略形ということだ。

読み方も「ひみこ」ではなく「ひみか」。
太陽の神に捧げる甕(みか)。

読み始めて思ったが,これは今まで40年にわたる
古田史学のダイジェストなので,
初心者の方にもついて行けそうだということだ。
また,従来の読者にも「都市命題」など新規の話題もある。
ミネルヴァ日本評伝選の第1巻に入ることで,
新たな読者を獲得できればと思う。

それにしても,古田氏がまだ元気なうちにこの本が
出版されたことを喜びたい。
10月8日の京都での講演会もこの本を手に馳せ参じたいし,
11月5日,6日の八王子の古代史セミナーも楽しみだ。

なお,同時刊行として「古代史コレクション」シリーズの
『よみがえる卑弥呼』も出る予定だ。
もちろん私は以前に読んだことがあるが,
「日本の本当の歴史」という増補部分も楽しみなので,
また読むことになると思う。
(購入申し込みをしてあるので,
もうそろそろ本屋から電話があるはずだ)

PS 今朝届いた朝日新聞に2冊の「全面広告」が載った。
ミネルヴァ書房もかなりの本気モードだ。

« 昨日の部活動 9/17 | トップページ | 信濃グランセローズにM3が点灯! »

古田史学」カテゴリの記事

コメント

「ひ」が人偏のある卑(変換しません)なのは、
どうしてかなと思っていましたが
そういうわけだったのですね。
そこのところもきっと説明されているのでしょうね。
興味はあるところですが、
しばらくは読めません。

また、読後感の記事が出ることでしょうから、楽しみにしています。

翔空さんへ
コメントありがとうございます。

『俾弥呼』は順調に進んでいます。
「魏志倭人伝」に出てくる30国にも,
次々と読みが付いていきます。
確実な方法が見つかるまでは無理してやらない。
しかし,その方法が見つかれば,
あっという間に作業が進む。
私たちの仕事もこうありたいものです。
(教育というのは,「確実な方法」が見つからなくても,
何事かをやらなければならないところがありますので・・・)

群馬のmineです。僕も,遅ればせながら『俾弥呼』を読了しました。
非常におもしろく,最後のページが無くなっていくのが惜しいと思う本でした。
僕自身初となる古田史学本入門でしたが,肥さんご推薦の通り,
シロウトでも十分たのしめる説明や話の展開に,感激しました。
目から鱗の話が続出で,しかも,その研究の仕方が科学的。
それゆえ,読み心地は実に爽快でした。
古田さんご自身は「学問」と表現しておられましたが,
まさにこれは仮説実験で,
ご自身の仮説を裏付ける証拠を,
現代に見つけておられる姿勢に脱帽でした。
肥さんが以前「板倉さんとの共演を期待している」
と書かれていた意味がわかりましたよ。

どれもすごいので,挙げようとしてもキリがないのですが,

・倭人伝の本当の目的(日の出ずるところを記そうとした)
・「倭語」が今に残る場所(日本・南米は言葉の冷蔵庫)
・陳寿のミス(二倍年歴に気づかなかった)
・それに気づかなかったためにおきた,古事記・日本書紀への影響
・俾弥呼が大事にしたこと,それを受け継ぐ崇神天皇,そして日本

は,特によかったです。

そして,僕が初めて目にしたのは
「イデオロギーによる歴史の改ざん」という事実でした。
それを知りながら,正面から向かい合おうともしない学者や学会にガッカリしたし,
何も知らずに教科書を教えていた自分を,
とても恥ずかしく思いました。
もっともっと勉強したい!と,意欲がわいてくる本でした。

これも,肥さんの「「邪馬台国」はどこだ!?」
のプランをやらせてもらったのがきっかけです。
あのプランで学んだことが,
この本を読み進める際の基礎知識になっていたことに気づきました。
ありがとうございました。

mineさんへ
長文のコメントありがとうございます。

私の感想を代弁していただけたようで,
特に付け加えることがない気がします。
mineさんの吸収力に脱帽です!

仮説実験授業と古田史学の「2足のわらじ」を履いて
教育の世界を30年歩いてきましたが,
両者から実に多くのことを学べたことに
今更ながら驚いています。

そして,若いmineさんにもその魅力をお伝えできたこと。
もう思い残すことはありません!
(というのは冗談で,まだまだ遣り残した研究が山積ですが)
やはり定年までは担任している生徒たちと
授業書を仲立ちとして向き合いたいし,
古田史学に学びながら思ったことや考えたことを
ブログにも書いていきたい。
その頼もしい読者の1人としてmineさんがいること,
大変光栄に思いますし,気を引き締めてやっていきたいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 昨日の部活動 9/17 | トップページ | 信濃グランセローズにM3が点灯! »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ