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2010年12月 6日 (月)

『もしドラ』読了!

岩崎夏海著,ダイヤモンド社刊,
1600円+税の上記(下記?)の本を読了した。

「もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
というのが,正式の名前である。

現在150万部の売り上げだという。
この分だとまだまだ売れそうだ。
私も興味はあったが,ベストセラーは基本的に
読まない主義なので,読まずにいた。

どうして読んだかというと,
図書館司書補助のF先生が
「図書館だより」にこの本のことを紹介しており,
私が興味があると言ったところ,
貸してくれることになったのだ。

主人公の高校生・川島みなみが,
ドラッカーの『マネジメント』をもとに
公立高校の野球部の甲子園出場に挑む話で,
その過程で経営学の基礎を
わかりやすく説いてくれる。
(ドラッカーは,オーストリアで生まれたの人で
「経営学の父」と呼ばれているそうだ)

これを読んで最も印象に残ったのは,
「事業」の定義づけのことだ。
この話の中では,「顧客によって定義される」
ということで,「野球部は感動を与えるためにある」
という定義が導き出され,話が進んでいく。

これを学校で置き換えて考えるとどうなるか。
「教える内容がまずあって,生徒たちがいるのか。
それとも,生徒たちがまずいて,彼らの求める授業が
提供されるべきなのか」ということである。
そこまでくると,仮説実験授業のことが
私の中では浮かび上がってくる。

カリキュラムは,最初から固定はしない。
教師は授業書の選択権はあるが,
授業を続けるかどうかは生徒に尋ねてみて
その上で決定する,というあれである。

登場人物のキャラクターが
話の進行とともに次々生かされていき,
クライマックスへと進んでいく。
みなみたちの野球部は
果たして甲子園へ行けるのか?
また,親友・宮田夕紀との友情の行方は?

中学生にも読める「経営学の入門書」として,
学級文庫に入れたい。

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