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2010年10月23日 (土)

エリザベス・ロスタフの「虚偽記憶」

朝日新聞の土曜日発行の「Be」に連載中の
「勝間和代の人生を変える「法則」」より。

米国の心理学者エリザベス・ロスタフは,
「虚偽記憶」という概念を研究したという。

虚偽記憶とは,経験したことのない
思い出を捏造(ねつぞう)され,
催眠学習などで繰り返しその偽の記憶を
語り掛けられたり,
読み物にして読まされたりすると,
いつの間にかそれをあたかも事実で
あったかのように認識してしまうことだそうだ。

私がこの文章を読んでまず最初に思ったのは,
日本書紀による古代史の改ざんである。
白村江の戦いを機に滅亡した九州王朝に代わり,
日本の主権者となった大和政権は,
自らが原始・古代より日本の中心であったという
「万世一系」の歴史を捏造した。
つまり,古事記を中心にし,九州王朝系の本を
都合のいいように切り貼りし,自分たちこそが
日本を統一してきたと主張したのである。

その結果,「万世一系」の思想が作り上げられ,
自国の歴史観をゆがめるだけでなく,
アジアの国々にも差別的な支配をした。

では戦後,私たちはこの思想から
解放されたのだろうか?
自由に研究したり,教科書にその成果を
盛り込むことができているのだろうか?

私はそうは思わない。
依然として歴史教科書は
日本書紀のストーリーをなぞっているし,
いくつもの王朝の盛衰があったことさえ
その片鱗も書かれてはいない。

古田武彦氏と彼から学んだ研究者たちの活躍が
これからますます望まれる理由がここにある。
ささやかながら,私もその1人でありたい。

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