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2009年11月12日 (木)

「邪馬台国論争 新たな火種」記事について

奈良県の纒向(まきむく)遺跡で
大型建物が発掘されたことによって,
一昨日朝日新聞の社会面に
上記の記事が載った。

いわく今までの近畿説の弱点だった
「大型建物の有無」という点が補強され,
近畿説に有利になったというのだ。

もちろん北九州説の
「この遺跡は卑弥呼の時期と違う」
との紹介もしてはいるが,
いかにも「近畿説が有利」という
記事の印象はぬぐえない。

新聞は個々の発掘で一喜一憂するのではなく,
文献解釈と考古出土物の両面から
大局的な判断を読者にできるようにする
使命があるのではないかと思う。
弥生時代の青銅器や鉄器,絹などの
考古出土物の分布図をしっかり紹介し,
読者の誤認を防ぐべきである。

ただでさえ現行の歴史教科書で学べば,
近畿説に有利なようになっている。
考古出土物の話は出てこず,
早くから大和政権が力を持ったことが
強調されているのだから。

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