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2009年10月17日 (土)

「カツマーとカヤマー」新・幸福論

カツマーとは,『断る力』の著者
勝間和代のこと。
カヤマーとは,『しがみつかない生き方』の著者
香山リカのことである。

香山が著書の中で
「〈勝間和代〉をめざさない」と
書いたことがきっかけだと思うが,
朝日新聞社の雑誌『アエラ』が
2009年10月12日号で
2人の座談会を設定した。

2人の発言は必ずしも絡み合っているとは
言いがたいものであるが,
私なりに解釈すると「富士山の登り方」
みたいな比喩で表せるのではないかと思う。

つまり勝間が,
「私はこうやって富士山に登りました。
今私はとても幸せです」
というのに対して,
香山が,
「富士山に登るのがそんなに幸せなんでしょうか。
私は高尾山にケーブルカーで登るのが
好きなんだけど」
といったような切り替えしなのだ。
(たとえがうまくないかもしれないが)

2人の「対談」を読んでいると,
人間の強さと弱さの両面を見ているようでもある。
元気な時は勝間に刺激されて張り切るが,
挫折して自信を失うと
香山に「そんなにがんばらなくてもいいよ」
と癒〈いや〉してもらいたいような・・・。

これは学校でも同じで,
たいていの先生方は「もっとがんばれ!」
と生徒たちに指導するが,
相談室の先生はどちらかというと
「そんなにがんばらなくてもいいよ。
あなたらしくやればいいんだよ」
と励ますのと似ている。

勝間と香山の座談が
比較的うまくからんでいるところから
1ヶ所だけ引用しよう。

勝間「私は頑張り至上主義ではなくて,
むしろなるべく頑張らなくても
いい方法を探しましょう,と言っているんですね。
〈勝間和代〉と「私」は違うのではないでしょうか」
香山「違うのかもしれませんね。
それに私は,勝間さんの言ってきた
すべてのことを「目指すな」と
言っているわけではありません。
勝間さんの本はもしかしたら一部で
「誤読」されているかもと思うのです。
「こうしなくちゃいけないんだ」というように」

いずれにしても,人間のとらえ方として
2人の発言はなかなか興味深いものがある。
今度香山の『しがみつかない生き方』を読んで,
ミニ書評してみたいと思う。
この本も30万部売れているそうだ。

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