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2009年8月25日 (火)

『もしも老子に出会ったら』

山田史生著,光文社新書,798円の
上記の本を入手した。

まず,題名を見てにやっとした。
仮説実験授業の自然科学の授業書に
子どもたちにとても人気のある
《もしも原子がみえたなら》があるからだ。

で,気になって読んでみたら,
これがけっこう面白そう。
少女が老子と出会って,
現代の課題でもある「貧困,争い,欲望,家庭崩壊,
自分探し…彼ならどう答えてくれる!?」
という展開でストーリーが進んでいくからだ。

老子だと扱いにくいなら,
孔子に入れ替えてもいいと思う。
論語については,すでに『高校生が感動した「論語」』
(佐久協(やすし)著,祥伝社新書,800円+税)
という本が出ていて,高校生に人気が高いそうだ。

「もしも○○に出会ったら」シリーズは,
扱いが難しい思想家などの紹介にも
使える可能性があるし,
また,社会の科学のミニ授業書の新しい雛形に
なる可能性があるかもしれないと
夢想している次第である。

まず「もしも孔子に出会ったら」で
お試し版を作って授業にかけてみたい。
親鸞の「悪人正機」説も面白いかも。

以下,参考として,
以前書いたものを転載する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『高校生が感動した「論語」』

気にはなっていたが
なかなか読まなかった本を,
昨日ようやく読み出した。
上記の本である。

元慶応義塾高校の国語の先生で,
「同校生徒アンケートでもっとも人気のある
授業をする先生」として親しまれてきた
佐久協(さく・やすし)先生の本で,
「論語」の内容が,高校生にも理解できる言葉に
現代語訳されていてうれしい。

例えば,「学而」は以下のように訳されている。
「大いに学び,学んだことはしまい込まずに
実践すると気分がいいぞ。
考えの遠く隔たった者とも語り合い,
友達づきあいができるようになると楽しいぞ。
周りが自分を認めてくれないからってクサるなよ。
オンリーワンとなるよう精進しようや」
などという感じだ。
何か2500年前の孔子が身近に感じないだろうか。

また,「温故知新」では,
「過去をよく学び,その上で新しい知識をつけ加える。
そうすれば立派な行動規範となるよ。
過去を無視して,ただ新しいからと飛びつけば,
とんだニセモノをつかまされるのがオチだぞ」
といった具合。
孔子は決して古くないという感じがする。

最後に,自らの戒めも兼ねて「言い訳」という一節。
「弟子の冉有(ぜんゆう)が,
「先生のご説には大賛成ですが,
それを実行するのは,私には力不足で出来ません」
と言うから,「「出来ない」というのは途中までやって,
ぶっ倒れた者が言うセリフだよ。
「出来ない」ではなく,「やらない」の言い訳じゃないか。
自分で自分をダメ人間あつかいしているのと同じだぞ」
と諭(さと)してやったよ」
佐久先生が,高校生に人気だった
理由がわかる気がする。

祥伝社新書で,800円+税。
興味のある方は,ぜひご一読を。
(2007年6月28日 )

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