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2009年7月19日 (日)

魏志倭人伝の持衰と東南アジアの習俗

昨夜TBSテレビの「世界ふしぎ発見」を見ていたら,
魏志倭人伝に出てくる持衰と似た習俗が出てきた。
(持衰は倭国から海を渡って中国と往来する際,
髪を梳(くしけず)らせず,シラミもとらせず
旅の安全を一手に引き受けさせられる役である)

東南アジアのある種族の妻たちは,
不漁で魚が獲れない時,
夫たちが危険を冒して断崖絶壁のツバメの巣を
取りに出かける際に
あることをしないというのだ。
それは何かというのが問題だった。

それが倭人伝の持衰と同じく
髪をとかさないことだと知って
持衰のことがピンときたというわけである。
(髪をとかす行為が,船が沈むイメージや
高いところから滑り落ちるイメージを嫌ったためか)

これと似た例として
スポーツをやっている人が連勝の縁起をかついで
次の試合までヒゲをそらないなんていうのがある。
逆に,その裏返しとして失恋した時に
別れた相手から思いを断つために
女性が髪を切るなんていうのもその例だろうか。

魏志倭人伝によると,卑弥呼の宮殿内には
弟とは別に一手に事を取り仕切る男性がいたという。
それと同じ習俗が東南アジアにあると
以前古田武彦氏が講演会で話していたが,
これもそのひとつではないか。

いずれにしてもこういう習俗というのは
意外に長期間変わることがなく,
科学的に自分自身で解明しない限り
背負い続けるもののように思う。
(ということは,ほぼ一生しばられる?)

私も子どものこ頃聞いた以下の迷信から
なかなか離れられなかった経験がある。
「霊柩車を見たら親指を隠せ」
「夜爪を切るな」
「黒猫を見ると悪いことが起こる」等。
あなたにはそんな経験はなかっただろうか。

迷信は知恵のひとつではあるけれど,
やはり科学的にたのしく乗り越えていきたいものである。
(板倉聖宣著『火曜日は火の用心』国土社参照)

ということで,古田史学から
仮説実験授業にまたがる
とりとめのない話でした。

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