S先生の「命の授業」
養護教諭のS先生は
毎年中2対象に「命の授業」をなさっている。
昨日がその日にあたっていた。
話題は6年前に18歳で亡くなった
息子さんのことが中心だ。
野球が大好きで元気一杯だった彼を襲ったのは
急性リンパ性白血病だった。
抗がん剤,放射線治療を試みたが
なかなか奏効せず,
骨髄移植に期待をかけるもドナーが見つからない。
最後の望みを臍帯血?治療に取りかかる前日に
帰らぬ人となったという。
わずか18歳で旅立った彼も悔しかっただろうが,
愛する息子に旅立たれたS先生も
さぞかしつらかっただろう。
この「命の授業」はS先生と息子さんが協力して
命の大切さを訴えているように思えた。
私がこの授業に参加するのは2回目で
3年前にうかがった時より
より理解しやすく工夫されていた。
(写真映像や本の朗読など)
生徒たちもよく聞いていた。
私とS先生はちょっと面白い縁がある。
新任の学校で私はS先生の副担任だった。
その後S先生は養護教諭になられ,
私も別の学校をいくつかめぐって
4年前現任校に異動した。
その同じ年にS先生も現任校に異動してきて
「再会」を果たしたのであった。
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