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2008年7月30日 (水)

「旧唐書」の誤読

テレビ東京に「新説日本ミステリー」
という番組がある。(火曜,午後7時56分~)

ちょっと意表をついた視点で定説を疑って,
興味深い新説を提供してくれたりもするのだが,
こと古代史に関しては「旧唐書」の誤読
と思える内容なのでコメントしておきたいと思う。

「旧唐書」はわが国の記述として,
倭国と日本国があったとしている。
古田史学に学べば,
倭国が九州王朝のことで
日本国が大和勢力のことだとわかるのだが,
この番組では倭国を大和勢力
日本国を関東勢力として比定し,
北関東にその中心があったと考えているようだ。
(「現在発掘中」みたいな映像が流れる)

これは古田史学では「関東王朝」と
呼ぶべきものであり,
倭国・日本国とはまた別の勢力なのである。
(くわしくは古田武彦著『関東に大王あり』
(新泉社刊)を参照のこと)

単なる比定の違いというのにとどまらず,
九州王朝説自体が無視されることにも
つながりかねないのを恐れ,
一筆書いておく次第である。
(7/30)

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