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2008年6月29日 (日)

『九州年号の研究』(仮称)

「新古代学の扉」というサイトの人気コーナー
「古賀事務局長の洛中洛外日記」
第177話(2008/05/25掲載だった!)に
以下のような記述があることに気づいた。

「昨日はミネルヴァ書房の方とお会いして、
古田史学の会の2008年度事業の一つとして、
「九州年号の研究」(仮称)という本の
発行について相談しました。
九州年号研究論文と同データベースを収録した
最高水準の本になります。
古田史学の会々員の皆さまには
無料で進呈する予定です。
あわせて、全国の主要図書館へも
贈呈を検討しています。
この10年間、九州年号に関する
本格的な書籍が出ていませんので、
今回の出版企画は日本古代史界にも
インパクトを与えると思います」

今年度の記念行事ということは,
今年度中に上記の本を入手することが
できるということだ。
うわー,楽しみ!

注 九州年号とは,九州王朝が
6世紀前半から7世紀末にかけて
約200年にわたって作り続けた年号群。
(大化も朱鳥も白雉も九州王朝のもの)
大和勢力が独自に年号を
スタートさせたのは大宝から。
(6/29)

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コメント

九州年号についてはずっと昔の「市民の古代」第11集(1989)で特集していましたが、総括的に網羅した本が出るのはありがたいことです。

あじすきさんへ
コメントありがとうございました。
たぶん『市民の古代』第11集が
母体になるのだと思います。
その特集号に刺激を受けて,
私も埼玉県飯能市の常楽院(高山不動の近く)
以下の「白雉3年開山」の3つの寺を
訪ねたことがありました。
1991年(17年前=肥さん32歳)の
ことでありました。

九州年号についてご存知ない方のために
その全体像を載せておきます。

継体・・・517~521年(5年間)
善記・・・522~525年(4年間)
正和・・・526~530年(5年間)
教到・・・531~535年(5年間)
僧聴・・・536~541年(5年間)
明要・・・541~551年(11年間)
貴楽・・・552~553年(2年間)
法清・・・554~557年(4年間)
兄弟・・・558年(1年間)
蔵和・・・559~563年(5年間)

師安・・・564年(1年間)
和僧・・・565~569年(5年間)
金光・・・570~575年(6年間)
賢接・・・576~580年(5年間)
鏡当・・・581~584年(4年間)
勝照・・・585~588年(4年間)
端政・・・589~593年(5年間)
告貴・・・594~600年(7年間)
願転・・・601~604年(4年間)
光元・・・605~610年(6年間)

定居・・・611~617年(7年間)
倭京・・・618~622年(5年間)
仁王・・・623~634年(12年間)
僧要・・・635~639年(5年間)
命長・・・640~646年(7年間)
常色・・・647~651年(5年間)
白雉・・・652~660年(9年間)◆
白鳳・・・661~683年(23年間)
朱雀・・・684~685年(2年間)
朱鳥・・・686~694年(9年間)◆

大化・・・695~700年(6年間)◆

◆は日本書紀との重複年号で,
大和勢力が九州年号から部分的に
しかも順序を変えて使用していると思われます。

これらの年号群は各地の寺社の創建記事等に
多数登場するほか,
聖武天皇による詔の使用例(続日本紀)
「白鳳以来・朱雀以前」というのもあるから,
大和の大宝年号以前に九州年号が使用されて
いたのは,まず間違いないでしょう。

九州年号は文献だけでなく、各地の寺社に記録が残っているようなので研究すると面白いですね。

あじすきさんへ
コメントありがとうございます。
「自分にもできることがある!」
と思えた時,人間はすごく能動的になります。
私にとってもそうだったし,
中学生にとってもそうだと思うので,
これからもそういう教材の開発に
努めていきたいです。
(「〈邪馬台国〉はどこだ!」は,
けっこううまくできていると思うので,
ぜひ授業等で使ってみていただければ
と思います)

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