昨日バレー部の「春の大会」にあたる
協会長杯の予選が行われ,
顧問をしている男子バレー部が
4戦全勝で県大会へと進んだ。
協会長杯での県大会は3年ぶりのこと。
組み合わせの運もあったと思うが,
与えられたチャンスを生かし
県大会でもがんばってきたい。
昨日の対戦成績とコメントを少々。
対川越初雁中戦 2対0(25ー11,25ー10)
毎日の練習で行っている
いろいろパターンの攻撃を試せた。
今まで強豪チームにやられていたことを
逆にしている感じ。
ただし,大きくリードをしているのに
その状況がわからずつまらぬプレーをしたり,
応援を忘れてボールいじりをしている生徒には
注意をうながした。
対勝瀬中戦 2対0(25ー17,25ー18)
第1セット,第2セットともに途中まで
シーソーゲームの接戦だったが,
粘りきって「勝利の女神」を呼び込んだ。
特に第1セットは16ー17から
連続9得点で相手を突き放した。
応援も盛り上がった。
対美杉台中戦 2対0(25‐7,25ー20)
第1セットで圧勝したので,
第2セットでスタートからメンバーをかえたら,
そこはやはり勝ち上がってきたチームのこと
そうそう簡単に勝たせてはくれず,
5ー10になったところでメンバーを
元に戻して逆転した。
対花の木中戦 2対0(25ー13,25ー9)
午前中Fブロックの1位になったので,
午後はEブロックの2位のチームと
代表決定戦を行った。
最初から押せ押せムードの攻撃で,
相手チームには気の毒なほどだった。
実はこの大会前に「ベンチ入りの
12人だけ連れて行ってはどうか」
という話が持ち上がった。
「試合に集中せず,足を引っ張る生徒は
連れて行くべきではない」という意見である。
しかし,それではベンチには入れないが
練習にまじめに取り組み,声を出し,
サポートしてくれているメンバーも
排除してしまうことになる。
普段は生徒たちの意見を取り入れる私も
首を縦に振るわけにはいかなかった。
こういうことは大会前のプレッシャーの中で
よく起きることなのだ。
「一生懸命やっている人」と「やらない人」を
区別することで求心力を維持しようとする,
善意ではあるが一種のマイナス思考なのだ。
(大人の世界でもよく起こる)
私としては参加できる生徒は
原則として全員連れて行き,
正すべきは正し反省するという
教育の王道を行きたいと考え,
少し強引に自分の考えを通した。
今回22人の生徒が参加し,
全員で予選の試合を戦った。
コートの内では思い切りプレーし,
またコートの外から声をからして
味方の応援をした。
その結果22人が一丸となって戦え,
県大会出場の切符を手に入れる
という感動を現場で味わえたのだ。
私はそれ以上何も望むものはないと思った。
昨年度までの顧問T先生が異動した後,
生徒たちはよく練習したし,
昨日の試合もよく戦った。
何より味方がミスした時に
「ドンマイドンマイ」「切り換えていこう」と
すぐ他のメンバーや応援団の中から
声がかかるようになったことがうれしい。
昨日の予選では生徒たちの
長所がうまく出せて,
気持ちのいい試合ができた。
来る5月10日,11日の県大会に向けて
さらに練習を積み重ね,
1つでも上を狙ってがんばりたい。
(4/20)
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