« エジプト古代女王のミイラ | トップページ | 赤道の語源とは? »

2007年6月28日 (木)

『高校生が感動した「論語」』

気にはなっていたが
なかなか読まなかった本を,
昨日ようやく読み出した。
上記の本である。

元慶応義塾高校の国語の先生で,
「同校生徒アンケートでもっとも人気のある
授業をする先生」として親しまれてきた
佐久協(さく・やすし)先生の本で,
「論語」の内容が,高校生にも理解できる言葉に
現代語訳されていてうれしい。

例えば,「学而」は以下のように訳されている。

「大いに学び,学んだことはしまい込まずに
実践すると気分がいいぞ。
考えの遠く隔たった者とも語り合い,
友達づきあいができるようになると楽しいぞ。
周りが自分を認めてくれないからってクサるなよ。
オンリーワンとなるよう精進しようや」

などという感じだ。
何か2500年前の孔子が身近に感じないだろうか。
また,「温故知新」では,

「過去をよく学び,その上で新しい知識をつけ加える。
そうすれば立派な行動規範となるよ。
過去を無視して,ただ新しいからと飛びつけば,
とんだニセモノをつかまされるのがオチだぞ」

といった具合。
孔子は決して古くないという感じがする。
最後に,自らの戒めも兼ねて「言い訳」という一節。

「弟子の冉有(ぜんゆう)が,
「先生のご説には大賛成ですが,
それを実行するのは,私には力不足で出来ません」
と言うから,「「出来ない」というのは途中までやって,
ぶっ倒れた者が言うセリフだよ。
「出来ない」ではなく,「やらない」の言い訳じゃないか。
自分で自分をダメ人間あつかいしているのと同じだぞ」
と諭(さと)してやったよ」

佐久先生が,高校生に人気だった
理由がわかる気がする。

祥伝社新書で,800円+税。
興味のある方は,ぜひご一読を。
(6/28)

« エジプト古代女王のミイラ | トップページ | 赤道の語源とは? »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« エジプト古代女王のミイラ | トップページ | 赤道の語源とは? »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ