いもとようこ『しゅくだい』(岩崎書店)
上記の絵本が,私の木曜テレビ・ラインナップ
(「クイズ・ミリオネア」「アンビリーバブル」
「渡る世間は鬼ばかり」「ドクター・コトー」)の
最後を飾る「Dr.コトー診療所2006」の
昨日の放映で効果的に使われていた。
『しゅくだい』とは,こんなストーリーである。
「モグラのもぐくんに先生が出した宿題は,
なんと「家で〈だっこ〉をしてもらってくる」というもの。
大急ぎで家に帰るもぐくん。
ところが,肝心のお母さんは
赤ちゃんにかかりっきりで大忙し。
なかなか宿題のことを言い出せない。
「いったい宿題は何なの?」と問い詰められて,
やっともぐくんは宿題の話ができた。
事情を察したお母さん,お父さん,
おばあちゃんにまでたっぷり〈だっこ〉され,
もぐくんはぐっすり眠ることができた」
というものである。
「コトー」の中では,この絵本を
末期がんにおかされた
若い母親(桜井幸子)の幼い1人娘が
持って何回か登場し,
さりげなく印象的なシーンを作っていた。
この本を使うなんて,
なかなかにくい演出である。
私はこの絵本の存在を,
昭島たのしい教師入門サークルの際
奥律枝先生から教えていただいたのだが,
とてもいい本だと思うので紹介してみた。
(12/1)
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