昨日の「エチカの鏡」(フジテレビ,
日曜午後9時~)では,
国語専科教室の工藤順一さんのことを
取り上げていた。
工藤さんといえば,
『たの授』でも木下さんが「コボちゃん作文」を
取り上げていたことがあるが,
『国語のできる子どもを育てる』(講談社現代新書,
735円)という本を書かれている方だ。
番組では彼の主宰するユニークな塾の
授業の様子を伝えていた。
(1) 黙読・・・とにかくひたすら静かに本を読む。
これは集中力を養っているように見えた。
頭の中にイメージを持つ訓練か。
(朝読書では,一部これを取り入れているかな)
(2) 「コボちゃん」作文・・・4コマ漫画を見て,
そのストーリーを作文にしていく。
これは『たの授』や『1時間でできる国語』
(いずれも仮説社)の木下さんの実践を
参照していただきたいが,効果絶大である。
子供たちの評判もよい。私もやってみたい。
(3) 「う」と「お」の使い方・・・
まぎらわしい使用法を意識的に取り上げて,
効率よく教えている。例えば,次のはいかが?
「遠くの大きな氷の上を,炎のような
赤い月の夜,多くの狼十ずつ通った」
(これは荒川さんが資料の中で取り上げていた)
これは「お」を使う言葉の例を
ほぼ網羅(もうら)した文章である。
よく連絡黒板に「いつもどうり」などと
書いてあるのを見かけるが,
あれは「いつもどおり」が正しいのである。
(4) 「ず」と「づ」の使い方・・・
つま(ず)いた,き(ず)ついた,
うな(ず)いた,ちか(づ)いた,こ(づ)つみ,
ね(ず)み,おこ(づ)かい等
(5) 「におい」と「かおり」・・・
ゴミ,石油,トイレはにおいで,
ゆず,○○(不明)はかおり
(最近のトイレはかおり?)
(6) 「音」と「様子」・・・
「ゴトゴト」などが出ていたように思う。
総じて言えることは,
子どもたちに論理的な思考力を
養おうとしていることだろう。
そして,国語でつけられた力が
他教科に波及していき学力を伸ばす。
一見「英才教育」をしているようだが,
その核にはしっかりした理論があり,
それを子どもたちの手の届く教材で
うまく教えている気がした。
公立校でも真似できることは少なくない。
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